あの有名人も通った有名校【本草薬膳学院】

こんにちは!今回は「本草薬膳学院」をご紹介します。

東京駅から徒歩10分という便利な立地にあります。また、タレントの麻木久仁子さんが通った薬膳学校としても有名ですね。

こちらの記事(参考:日本初の薬膳専門学校【日本中医学院】)でご紹介した日本中医学院と並ぶ日本有数の薬膳学校で、中国の政府機関が認定する国家資格も取れちゃいます。

本格的に薬膳を学びたくて日本中医学院か本草薬膳学院かで迷っている方もいると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

1.本草薬膳学院の歴史

中国薬膳研究会

本草薬膳学院は、2002年に設立された薬膳の専門学校です。

「中国薬膳研究会」と提携しており、「国際薬膳師」の資格が取得できる学校として知られています。

尚、「中国薬膳研究会」とは、中国国家中医薬管理局に属する第一学会として1995年に設立された学術団体で、中国薬膳分野で最高権威と格付けされている団体です。

日本中医学院が提携している「中国中医薬研究促進会」も、中国国家中医薬管理局に登録された学術団体ですが、こちらは1989年の設立です。「中国薬膳研究会」は薬膳分野の最高権威機関と位置付けられているのに対し、「中国中医薬研究促進会」は、中医(中国伝統医学)の最高機関とされています。

本草薬膳学院・日本中医学院とも、日本にいながら中国の政府機関が認定する薬膳の資格取得が目指せる本格的な学校という点では同じですが、提携する学術団体の特徴から、本草薬膳学院は薬膳スタート、日本中医学院は中医学スタートという設立の経緯があります。

便利な立地にあります。本草薬膳学院は、中国国家中医薬管理局に属する第一学会として中国民生部に登録している学術団体で、中国薬膳分野で最高権威と格付けされている中国薬膳研究会が認める教育機関です。こちらで「基礎コース」のカリキュラムを終了すると、中国薬膳研究会が認める国際資格「国際薬膳師」の受験資格を取得することができます。同時に、本校独自で発行している「中医薬膳師」の資格を取得することができます。

2.本草薬膳学院の講座の特徴

本草薬膳学院で国際薬膳師の資格を目指す人が通うのが「基礎コース」です。期間は1年間で、中医基礎理論・中医診断学といった中医学の基礎理論から学べるのはもちろん、季節の薬膳・様々な症状に効く薬膳といったテーマでの調理実習が充実しているのも、本校の特徴です。

多忙な社会人には嬉しいオンライン受講

さらに「基礎コース」は、受講方法が、スクーリング(通学)・通信教育・オンラインの3通りから選べるのが何といっても魅力的でしょう。

スクーリングは、土日コース・平日コース・土曜コース(名古屋校のみ)から選べます。東京・大阪・名古屋・広島・福岡に教室があるので、時間と場所の選択肢が多く、通学しやすいのが特徴です。同校に通うのは、医師や鍼灸師、薬剤師といった医療従事者の方から、料理家・レストラン経営者等、幅広い職業の方が通っています。先生とはもちろん、こういった多彩な生徒さんとも直接的な交流を持てるもの通学の魅力ですから、もし可能ならばぜひスクーリングによる受講がおすすめです。

それでも教室に通うのは難しい、という方もために、通信教育・オンライン受講が用意されているのが嬉しいですね。本校に通う生徒さんの中には、この通信・オンライン受講があるために、日本中医学院ではなくこちらを選んだ、という声も多く聞きます。仕事や子育て・介護など何かしらの負担を抱えている方も多いでしょうから、家に居ながらにして学べるのは、やはり非常にポイント高いんですね(ちなみに、2021年度は日本中医学院でもオンライン受講が導入されています)。

ちなみに、生涯学習ユーキャンの薬膳コーディネーターの資格講座は、本草薬膳学院が監修しています。ユーキャンで薬膳コーディネーターの資格取得後、さらに薬膳について学びたいという方は、一部学費の割引サービスを受けることができるので検討しても良いかもしれません。

充実したオリジナル教科書

オリジナルの教科書が充実している。

本草薬膳学院のもう一つの特徴として、オリジナル教科書が充実していることが挙げられます。

学院長の辰巳 洋先生は、北京中医薬大学卒業で、薬膳界で活躍する専門家として、世界的にも有名な方です。

著書も非常に多く、本草薬膳学院では辰巳先生の著書が教科書として用いられています。薬膳の大ベテランとして、知識はもちろん、教え方も非常に分かりやすいと定評のある先生の書かれた教科書。もし本校に通うことがなくても、独学で勉強する際の参考書として購入してみてはいかがでしょうか。

『実用中医学 一冊でわかる基礎から応用』(辰巳 洋著)

3.本草薬膳学院で取れる資格

最後は資格のお話です。

本校で取れる「国際薬膳師」と、日本中医学院で取れる「国際中医薬膳師」の資格が大変似ているので、どう違うの?どっちを取ればいいの?という疑問の声を多く聞きます。

そこで今回は、「国際中医薬膳師」との比較も入れて、本草薬膳学院で取れる資格について調べてみました。

中国の政府機関が認定する薬膳の国際資格

上にも書いた通り、国際薬膳師は中国の政府機関である「中国薬膳研究会」が認定する国際資格です。一方の国際中医薬膳師は、「中国中医薬研究促進会」が認定しています。

受験には、本草薬膳学院の「基礎コース」修了または他校or他団体にて中医学を1,000時間以上学ぶ必要があります。

テストは記述式で8科目(中医基礎学・中医診断学・中医営養学・中医内科学・食材学・中薬学・方剤学・弁証施膳)全てに合格する必要があります。受験者は、飲食・医療・福祉・美容関係の仕事に従事する方が多いようです。

「国際薬膳師」と「国際中医薬膳師」の違い

・認定機関の権威性

どちらも国家中医薬管理局という政府機関傘下の学術団体であり、規模や権威性もそれなりにあるものです。ただ、設立時期は、中国薬膳研究会(1995年)、中国中医薬研究促進会(1989年)と、後者の方が若干歴史が長いようです。

また、中国薬膳研究会は、薬膳分野での学術団体、中国中医薬研究促進会は中医学分野での学術団体なので、後者の方が権威性としては少し有利でしょうか。

・日本での資格試験としての歴史

一方で、日本の認定試験の歴史としては、順序が逆転します。

日本での国際薬膳師の第1回試験は2000年に行われています。当時は本草薬膳学院の設立(2002年)以前ですから、北京中医薬大学のカリキュラム履修者など、現在とは受験資格が異なっていました。

国際中医薬膳師の第1回試験は2002年です。2年しか変わりませんが、それでも認定試験としての歴史は、国際薬膳師の方が古いのです。

・結局どちらがいいのか

どちらも中国の政府機関が認定する資格であり、内容も中医学の理論から薬膳の実践と非常に本格的な点は同じなので、資格としての価値はほぼ同等だと思います。

選ぶポイントしては、それぞれの学校の通いやすさや学費になると思います。

2つの薬膳師資格の比較

・国際薬膳師:中国国家中医薬管理局傘下の「中国薬膳研究会」が認定する国際資格。日本での第1回試験は2000年に行われた。 

・国際中医薬膳師:中国国家中医薬管理局傘下の「中国中薬研究促進会」が認定する国際資格。日本での第1回認定試験は2002年。

まとめ

いかがでしたか。本草薬膳学院は、日本で本格的な薬膳を学びたい方にとっては、まず選択肢に入ってくる学校です。

受講方法の選択肢も多く、働きながら薬膳を勉強したいという方にぴったり。ぜひ参考にしてみてください。

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